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「みきわめ」で不良になってしまう人の特徴とは?良好になるコツを徹底解説!

「みきわめ」で不良になってしまう人の特徴とは?良好になるコツを徹底解説!

コラムAUTHOR:
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「いよいよ、みきわめ…でも、ちゃんともらえるか不安…」

「もし、みきわめで落ちたらどうしよう…」

教習所生活の大きな関門である「みきわめ」。これが良好にならなければ、修了検定や卒業検定(卒検)に進むことができず、焦りや不安を感じている方も多いのではないでしょうか。特に「運転向いてないかも…」なんて弱気になっている時は、プレッシャーも大きいですよね。

しかし、安心してください。みきわめでチェックされるポイントや、合格のコツは明確に存在します。この記事では、みきわめで不良になってしまう人の特徴と、自信を持って合格するための具体的な対策を、指導員の視点から詳しく解説します。

「みきわめ」とは?修了検定・卒業検定との違い

まず、「みきわめ」がどのような位置づけなのかを正しく理解しましょう。

みきわめ: 各段階(1段階・2段階)の最後に行われる教習です。あくまで教習の一環であり、検定ではありません。合格・不合格ではなく、「良好」という形で評価されればクリアとなります。

第1段階では、所内教習で今まで学んできたことがしっかり身についているかを確認し、路上教習の段階に進んでも問題ないか、修了検定を受験しても大丈夫かどうかを判断します。

第2段階では、卒業検定を受験しても問題ないか、卒業後に一般道路を一人で運転しても大丈夫かどうかを確認するために行います。

修了検定・卒業検定: 技能試験です。技能検定員による採点が行われ、合格点が設定されています。一発勝負の「試験」である点が、みきわめとの大きな違いです。

つまり、みきわめははお墨付きをもらうための最終チェックという考え方なのです。

みきわめで良好をもらえない人の共通点

指導員として多くの方を見ていると、みきわめをクリアできない方にはいくつかの共通点があります。自分に当てはまっていないか、チェックしてみましょう。

事故に直結する運転行動

最も多いのがこのケースです。信号無視、一時不停止、踏切不停止、脱輪、接触などの運転行動は交通事故につながってしまいます。特に、信号無視や一時不停止は道路交通法違反だけでなく重大事故に直結してしまいます。教習所では指導員が補助を取りますが、卒業後では補助は取れません。各検定でも不合格になってしまう要因でもあります。

安全確認を怠っている・忘れている

次いで多いのが安全確認です。発進時、右左折時、車線変更時、後退時など、あらゆる場面で安全確認は必須です。特に、運転操作に意識が集中しすぎると、ルームミラーやサイドミラーの確認、目視が疎かになりがちです。「確認しているつもり」ではなく、「試験官に伝わるように」大げさなくらい首を振って確認する意識が重要です。

メリハリのない「だらだら運転」になっている

速度を出すべき直線で十分に加速しなかったり、逆にカーブの前でしっかり減速できていなかったりと、メリハリのない運転も評価されにくいポイントです。周囲の交通状況を判断し、「ここは加速する」「ここは減速・徐行する」という的確な判断と操作が求められます。不安から常にノロノロ運転になってしまうと、「交通の流れを判断できていない」と見なされる可能性があります。

苦手な課題を放置している

S字クランク、方向転換、縦列駐車など、誰にでも苦手な項目はあるものです。しかし、それを「苦手だから…」と放置してしまうと、みきわめで必ず見抜かれます。なぜ失敗するのか、どこでハンドルを切ればいいのか、指導員に積極的に質問し、弱点を一つひとつ潰しておくことが合格への一番の近道です。遠慮せずにどんどん聞いて下さいね。

みきわめ合格のためのコツ

では、どうすれば自信を持って「良好」をもらえるのでしょうか。明日からすぐに実践できるコツをご紹介します。

◎止まるところはしっかりと止まる

◎「安全確認」をしっかりと行う

◎分からないことはその日のうちに質問する

◎コースの特徴を覚えてイメージトレーニングする

◎リラックスして平常心で臨む

一番大切なのは、完璧な運転を目指すことではなく、「安全運転の基本が身についている」ことを示すことです。多少の失敗でパニックにならず、落ち着いて次の操作に移ることができれば、指導員も「この人なら検定に進んでも大丈夫」と判断してくれるでしょう。

みきわめの期間を空けすぎないこと

それともう一つ大切なことがあります。それは、

『みきわめ前からみきわめまでの間に期間を空けすぎないこと』です。

教習の期間が空きすぎるとどうしても感覚を忘れてしまいがちになります。特に車両感覚の違いは大きく、その中でも左の車両感覚は鈍くなってしまいます。左折時の左寄せなどで間が空きすぎてしまいます。車両感覚以外にも安全確認も忘れがちになってしまいます。久しぶりの運転だと安全確認の意識よりも『車を操作する』ことに意識を持ちすぎてしまい安全確認を忘れてしまうのです。

それぞれご自分のスケジュールもあると思いますが、みきわめのときは期間が空きすぎないように調節してみてください。修了検定や卒業検定も同じです。

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この記事の寄稿者ギブソン

金町自動車教習所 課長|坂本自動車株式会社

2007年 金町自動車教習所へ入社 教習指導員、技能検定員として従事
2012年 国土交通省認定業務「運行管理者指導講習」を立ち上げ
2020年 金町自動車教習所 課長補佐へ就任
2024年 金町自動車教習所 課長へ就任

坂本自動車の内部監査員として監査を実施。また、模擬監査(書類監査)も行っている。
運行管理者講習後任者などへの指導を行いながら、安全に罹る業務に携わっている。

【資格】
教習指導員資格、検定員資格、応急救護指導員、高齢者講習指導員、運行管理者資格

「ギブソン」のペンネームは、私は9歳からギターを弾いており、20歳で憧れのGibson LesPaulを購入。
現在もメインギターとして使用中。また、初めて飼った愛猫(メインクーン)の名前もギブソンと名付け、そこからペンネームとしています。
モータースポーツ好きでF1や世界耐久選手権、スーパーGTを観戦する。昔はよくサーキットなどでも走行をしていた。プライベートでは今でもMT車を乗っております。車の限界を知りつつ、自分での失敗談「サーキットでは曲り切れずコースオフで済むけど、それが一般道だったら・・・」なども話をし、さまざまな危険性を伝え安全運転へお手伝いができるように心がけています。

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